• トップページ
  • 【特集】【手ぬぐい】日本文化が誇る手軽で偉大な布。一枚を何役にも使いこなそう

【特集】【手ぬぐい】日本文化が誇る手軽で偉大な布。一枚を何役にも使いこなそう

色やデザインが豊富で、見て楽しい。さまざまな用途に使えて、値段も手ごろ。何枚あっても邪魔にならないし、取り扱いも簡単――。そんな“手ぬぐい”が、いま注目を集めています。

近頃、やけに気になる“手ぬぐい”。専門店に限らず、おしゃれな手ぬぐいを取り扱っているお店が増えてきましたよね。試しに一枚、手に入れてみると、あまりの使い勝手の良さに、もう一枚、また一枚と欲しくなって、いつの間にか家に何枚もストックしている――なんてことも。今回は、そんな“手ぬぐい”にスポットを当ててみました。

 

pict by keikoa921, thanks a lot!

 手ぬぐいの使い方5

持っているだけで満足、ではもったいない! 実用品は、使ってこそ、です。手ぬぐいのオススメな使い方を何通りかご紹介しましょう。

1・ランチョンマットに

手ぬぐいは、お弁当派の心強い味方。適当な大きさに折るだけで、ランチョンマットに。伝統柄と曲げわっぱのお弁当箱、“和”の相乗効果で気分があがりますね。

2・お弁当包みに

お弁当箱を包むことだってできちゃいます。一般的なお弁当包みに比べるとかなり長細い長方形をしているので難しいかも……と思いきや、不器用な筆者にも難なくできました。後ほど、包み方をご紹介しますね。

3・ラッピングに

もちろん、お弁当箱以外のモノも包めます。例えば、ホームパーティに持って行くワインなんていかがですか? ワインボトルは高さがあって長細いので、手ぬぐいで包むのにぴったり! こちらも、後ほど包み方をご紹介しましょう。

4・布巾代わりに

とにかく薄くて、濡れてもすぐに乾くのが、手ぬぐいのいいところ。菌が繁殖する前に乾いてくれるので、とても衛生的す。洗ったあとの食器を拭く布巾代わりにも使えますよ。

5・ハンカチ・タオル代わりに

これぞ、手ぬぐい本来の使い方。その名のとおり、手ぬぐいは、もともと手や顔をぬぐうのに使われていました。すぐに乾くだけでなくかさばらないので、持ち運びにも便利。ハンカチ代わりに手ぬぐいを使うなんて、粋ですよね。

ハンカチよりもう一歩進んで、タオル代わりにも。筆者の知人の“山ガール”には、下山後のひと風呂用に手ぬぐいを愛用している、という方がいます。余分な荷物が仇となる登山の場合、フェイスタオルならともかく、バスタオルはかなりかさばるもの。その点、手ぬぐいなら手のひらサイズ。そのうえ、濡らしてもザックから下げておけばいつの間にか乾いているので、とても使い勝手がいいそうです。

 いかがでしょう? ご紹介したのはほんの一部ですが、手ぬぐいの用途は思いのほか幅広いですね。

身近なモノを包んでみよう

さて、お待たせしました! ここからは実践編。先ほどご紹介した、お弁当包みとワインボトルのラッピングの方法をご紹介しましょう。

1・お弁当箱

(1)手ぬぐいを広げて、左寄りにお弁当箱を置きます。

長さ15cmのお弁当箱の場合、左側に手ぬぐいの約4分の1を開けるイメージです。お弁当箱の大きさにもよりますので、ご参考までにどうぞ)

(2)お弁当箱にかぶせるようにして、上下を折ります。

(3)両端を結んで形を整えます。手ぬぐいの幅を四つ折りすると綺麗に収まります。片方が長く、もう片方が短くなっていればOKです。

(4)長い方を、包んだお弁当箱の上に載せるようにしながら折りたたみます。

(5)短い方を(4)の上にかぶせます。

(6)の端を結び目の下に折り込んで、完成です。

2・ワインボトル

(1)手ぬぐいを広げて、ワインボトルを手ぬぐいの端寄りに斜めに置きます。

(2)ワインボトルを包むようにして、くるくると巻いていきます。

(3)最後まで巻いたら、真ん中で半分に折ります。

(4)(3)を立てます。

(5)(4)の両端を結びます。

(6)余った部分を前に回して、またひと結び。完成です。

色落ちの心配もほぼなし

手ぬぐいは、使い方も簡単なら、洗い方も簡単「本染め」のものなら、色落ちや色移りの心配がほとんどありません。洗濯機で他のものと一緒に洗っても大丈夫です。(とはいえ、不安な方や、“手持ちの手ぬぐいが本染めかどうかわからない”という方には、手洗いをオススメします)。

手ぬぐいの染め方3種類

「本染め」という言葉が出たところで、少しだけ、手ぬぐいの染め方のお話を。手ぬぐいの染め方には、大きく分けると「手捺染(てなせん)」「注染(ちゅうせん)」「顔料プリント」の3種類があります。このうち、前の二つが「本染め」と呼ばれています。

「手捺染」一色ごとに一つの型を使って染める方法です。手ぬぐいらしい肌ざわりや色合いを大切にしながらも、色数や線の細さ、柄の輪郭にこだわることができます。

「注染」は、重ねた生地の上から染料を注いで染めていきます。一度に何枚も染めるので、一枚一枚の柄や色合いが多少異なったりもしますが、それも染物の味ですよね。使用する染料が「手捺染」と異なるため、「手捺染」よりも色の耐久性がやや低く、まれに色落ちすることもあるようです。

「顔料プリント」は、前2つの「本染め」と異なり、染料ではなく顔料が使われています。染料は繊維そのものに染み込むので耐久性がありますが、顔料は繊維の上に乗っているだけのため、摩擦に弱く、色落ちしやすくなります。

“色落ち”という面では「顔料プリント」の分が悪いのですが、その代わり、「顔料プリント」には、複雑な柄を表現するのに向いていたり、光に強い、値段が手ごろというメリットも。それぞれの特徴をつかみながら、3種類を上手く使い分けたいですね。

糸がほつれてきたら

手ぬぐいを愛用しているうちに気になってくるのが、糸のほつれ。両端が切りっぱなしになっているので、どうしてもほつれてくるんですよね。筆者はどちらかというと「これも味」とばかりに放置するタイプですが、気になってしまう方のために、糸を切る場合の注意点を。

短い辺を指で寄ったときに出てくる糸(仮に横糸)は、切ってしまって大丈夫です。でも、長い辺に沿って出てきた糸(仮に縦糸)は切らないでください。このフリンジのように出てきた縦糸がストッパーのような役目をして、横糸のほずれを抑えてくれるんです。縦糸を切ってしまうと、また横糸がほつれて、縦糸もほつれて……を繰り返すことになってしまいます。気になるのは実は縦糸なんですが……ここは、我慢しましょう(とはいえ、あまりにも長く伸びてしまったら短くカットする、なら問題ないように思いますが)。

文様には意味がある

近頃は、オリジナルの素敵な柄が多くて、目移りしてしまいますよね。その一方で、昔ながらの伝統的な文様にも心惹かれます。そしてこの文様、美しいだけではなく、意味が込められているんですよ。

「茄子」=「成す」だなんて、シャレが効いていますよね。ということは、当時は本物の「ナス」を食べてゲンを担いだりもしていたのでしょうか?

こちらは、麻の葉模様麻は丈夫ですくすく育つことから、赤ちゃんのおくるみの柄などによく使われています。

都内手ぬぐい専門店3

手ぬぐいが欲しくなったらぜひ訪れたいのが、手ぬぐい専門店。古典的な和柄から、季節に合わせた柄、お店の〇〇周年記念など幅広く揃えているので、行けばきっと、気に入る柄の手ぬぐいが見つかりますよ。

目移りしすぎて選べないときにアドバイスをくれたり、手入れの方法を丁寧に教えてくれるのも、手ぬぐい専門店ならでは。お店の人と積極的に話して、ぜひひいきのお店を見つけてみてください。

1・<かまわぬ>

#tenugui#手ぬぐい#てぬぐい #かまわぬ#ジャズ 新入り手ぬぐい①

A post shared by chika (@cavalierking.kaimai) on

都内に直営店12店舗を構える手ぬぐい専門店。東京駅構内の<グランスタ>や、スカイツリータウンの<ソラマチ>など全国からアクセスしやすい系列店があるほか、取扱店なら全国各地に。手ぬぐい専門店と言えば真っ先に頭に浮かぶ、有名店です。それだけに、お店限定柄や、季節の柄、遊び心に富んだモダンな柄などが豊富に揃っています。まめにチェックしたいですね。

■<かまわぬ代官山店>(本店)

所在地/東京都渋谷区猿楽町23-1

東急東横線「代官山駅」北口より徒歩3分

TEL/03-3780-0182

営業時間/11:00~19:00

定休日/不定休(年末年始のみ定休)

2・<手ぬぐいのちどり屋>

オリジナルのほか<戸田屋商店><気音間>といっコアな手ぬぐい好きにはおなじみのメーカーを数多く取り扱っている<手ぬぐいのちどり屋>渋くてダイナミックな柄が十八番です。店舗は人形町のみですがネットショップがあるので、全国どこからでも注文できるのもうれしいですね。

■<手ぬぐいのちどり屋 人形町本店>

所在地/東京都中央区日本橋人形町1-7-6

東京メトロ 日比谷線「人形町駅」A2出口 徒歩1分

東京メトロ 半蔵門線「水天宮前駅」8番出口 徒歩3分
都営地下鉄浅草線「人形町駅」A5出口 徒歩3分

TEL/03-5284-8230

営業時間/11:00~19:00

定休日/不定休 

http://shop-chidoriya.com/ 

3・<染の安坊>

<染の安坊>が展開する手ぬぐいは、オリジナルのみ。古典柄はもちろん、季節の行事や花・植物、動物をモチーフにしたものなど、斬新なデザインと色づかいが人気を集めています。デザインを担当するのは、各界で活躍している7名のデザイナー毎年生み出される新作は、年に50点以上に及ぶそうです。店舗は浅草のみですが、こちらもネットショップにて買い求めることができます。

■<染の安坊 浅草本店>

所在地/東京都台東区浅草1-21-12

浅草雷門から徒歩2分

TEL/03-5806-4446

営業時間/10:30~19:00

定休日/不定休

ネットショップ『染の安坊 手ぬぐい 染物 通販専門店』

https://www.anbo.jp/shop/

一枚で所作が見違える

手ぬぐいは実用的なだけではありません。いつも使っているランチョンマットを手ぬぐいに変えてみる。ハンカチの代わりに手ぬぐいを持ってみる――。たったそれだけで、きれいな箸づかいで背筋を伸ばしてお弁当を食べよう、ぬれた手をていねいに拭おう。自然とそんな気持ちになるから、不思議です。昔から使われてきた、私たちの身近にある日本文化のひとつ、手ぬぐい。あなたの生活にも取り入れてみませんか?

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

毎日の生活を彩る情報をお届けします

この記事をSNSでシェア

この記事を書いたライター

 

http://medeia.irodori.vc

フリーライター。イタリア語と革製品をこよなく愛するイタリアかぶれ。特技は靴&革製品磨き。お気に入りの長財布の経年変化が待ち遠しい、今日この頃です。

新着グルメ

 

【特集】【新茶】この時期だけのお楽しみ、「新茶」の季節!いろんな楽しみ方、教えます

新茶が出回る季節となりました! 今年の新茶、あなたはもう飲みましたか? 今回は、おいしい「新茶」をさらに楽しめる情報をお届けします。“飲む”以外の楽しみ方も伝授します!

 

【キャンペーン】【咲いた*取り寄せ vol.3】干し柿のミルフィーユに工場直送のポテチ⁈今週のみんなのお取り寄せ

真夏のような日差しが出たかと思ったら、4月上旬並みの気温になったり、なかなか気候がおちつかない5月ですが、みなさま風邪などひいていませんか? 免疫力をあげたいなら、やっぱりストレス解消も必要ですね。そんな時はぜひ、みんなのおすすめ<お取り寄せ>を! 今週も素敵なお取り寄せをご紹介します。

 

【特集】【生ドライフルーツ】で、生なの?ドライなの?世間を当惑させている、あの『生ドライフルーツ』を食べてみた

近ごろよく名前を耳にして、気になっている食べ物がありませんか? ドライなのに“生”!? 生なの? ドライなの? どっち?――と、考えれば考えるほど知りたくなってくる、あれです。そう、<綾farm>の『生ドライフルーツ』! 考えたところで、わからない。眺めてみても……まだわからない。これはもう、実際に口にするしかない!――というわけで、今回は『生ドライフルーツ』を食べてみました。

 

【特集】【飾り巻き寿司】お弁当や特別な日に作りたい「飾り巻き寿司」を作ってみた

運動会のお弁当やおうちでの誕生日パーティなど特別なときは、いつもよりちょっと豪華なものを!と思いますよね。そんなときにおすすめしたいのが、「飾り巻き寿司」。今その魅力にハマる人が続出中です。一体どんな巻き寿司なのかをご紹介します。  pict by @megumiseki.hanawa

 

【熟成岩手産短角牛×肉バル】<肉バルサンダー>六本木店オープン

大型連休が終わり、憂うつモードから抜けきれないあなた! 週末はお肉を食べてスタミナをつけませんか? 岩手原産の「短角牛」や「白金豚」が食べられる<肉バルサンダー>が、六本木にオープンしました。

  • トップページ
  • 【特集】【手ぬぐい】日本文化が誇る手軽で偉大な布。一枚を何役にも使いこなそう

さぁ、お店をはじめよう

グルメに関心の高いユーザーが集まるプラットフォームで、
食品やキッチン用品の通信販売が行えます。